餅は餅屋

最近、一心不乱に木を切っています。

というのも、ギフト製品の一部分を作るためです。

丸太をのこぎりで切っていますが、これがなかなか切れないのです。

のこぎりが思うように動かず、腕もパンパンになります。

苦労の割には少しずつしかできません。

そんな僕の様子を見かねた職員さんが丸ノコ(電動のこぎり)を持ってきてくれました。

手で切るよりもスムーズにはなりましたが、丸ノコで切る角度がそろわず断面がガタガタです。

せっかく切れても、削る手間が増えてしまいました。


何とかしなくてはと思い、ホームセンターに行ってみました。

あまり高価なものは買えないので値段とも相談しながら一つの結論に到達しました。

のこぎりが思うように動かないのは、のこぎりの刃が薄いため、力を入れて切っていると、

切っているうちに断面が湾曲してしまい、のこぎりがまっすぐにひけない。

ならば、刃が厚ければ湾曲しないでまっすぐに切れるのではないかと。

のこぎりコーナーを探すと、今まで使っていたものよりも、刃が長く分厚いのこぎりがあったので購入してみました。

「丸太も切れます」というキャッチコピーも書いてあります。


さっそく使ってみると…

なんということでしょ~。

丸太がサクサク切れます。

断面もスベスベです。

5日間にわたり、やっとの思いで切った枚数と同じ枚数が、約2時間で切れました。

腕はパンパンになりましたが、成果が伴うので心地良い疲労です。

「餅は餅屋」と言いますが、その通りですね。

専用の道具を使えば成果は上がり、苦労は減ります。

根気強く使い続けるのも一つの手段ですが、見極めるタイミングも必要だと感じました。


支援に置き換えるとどうでしょうか。

例えば作業の場面において、できることで役割分担をして進めていけば、効率が良く成功体験も積み重ねていけます。

しかし、できないことであっても、いつかできると信じて続けていくことも必要になります。

つまり、支援者には先見(先のビジョン)の目と見極める目が必要ということでしょうか。

木を切りながら、あらためて支援の難しさと楽しさを実感しました。



以上、筋持久力がなくなってしまった現状を打開するために、筋トレをしようかどうか迷っている八壁でした。