めじるしとは

ある利用者さんのご自宅にて。

別事業所と生活介護を併用されている方だ。

4月から通う曜日が変更になった。

お母さんからとてもきょうみぶかい話をきいた。

夜にいつも大好きなテレビ番組をみて

その番組をみると、明日どちらの事業所にいくのか

わかる目星にしているのだとか。

利用日の変更によって少し戸惑う場面があるらしいが

この番組のときは、次からはこっちになると

繰り返し伝えられている様子だった。

人によっては、それが時計だったり

カレンダーだったり。するものだ。

いつもきまった何かを目印にして、

自分の周りで起こること

何をすべきかを

確認すること


形はちがえど

立派な目印として

機能していることに、感激した。

たとえば、今が何日で何曜日で

何をする時なのか。

単に時計をみるとか、

カレンダーの読み方を覚えるとか

文字をよむとか。

そんな次元ではなく、

その人がわかる形で伝えることの

大切さを教わった気がした。


なにかに活かせないか

模索してみる。

川上