お父さんは、逆玉

先日、娘たちと食事に行く機会があった。

何を話すわけでもなく

出てきた料理に箸を進めていた。

そろそろ最後の料理が運ばれてくる前になって

家計の話になった。

我が家では、結婚して以来ず~っと

家のことに関しては由美子先生がしている。

今、突然由美子先生がいなくなったら

家のことや、保険のことや、自治会のことや

すべてが解らないに違いない。


話の途中で、いつも冷静な中の娘が

「お父さんて、逆玉だよね~」と一言。

「そうそう」と下の娘も相槌を打っている。

自分でも自覚していて、

「お家が生活できるのは、お母さんが働いているからだよ。

 だから、自分でしっかりした仕事をしないとだめだよ」

とつねづね言ってきたのだが、

娘たちから改まって言われると

「そうか~」と・・・。


確かに甲斐性はないけれど、

夢はいっぱい見させてあげたように思うけどな~

これもしたい、あれもしたいと話をしてきたのにな~ 

と・・・

                    山田