幸せのハードル
「幸せのハードルが低かった事が僕の幸せです。」
この言葉はお笑い芸人麒麟の田村の名言です。
「ホームレス中学生」で時の人となった漫才コンビ麒麟の田村さん。
少年期にとある理由により家族が離散し、一時期、中学生でありながらホームレス生活を余儀なくされた状況下で体得した教えです。
言葉だけに焦点を当ててしまうと、何かネガチィブな印象を受けてしまいがちですが、僕はこの言葉に強く惹かれました。
過剰なまでの嗜好品が溢れる世の中で
苦労もなく平和を手にした戦争を知らない世代の僕たちは
「自己中」による「おれルール」を発動させては、歯止めの利かない刺激の世界へと突き進んでしまいがちです。
命を脅かされる事のない平穏な日々が如何に幸せな事なのか
いつでもどこでも好きなだけの水が飲める事が如何に幸せな事なのか
幼い子どもたちがいつどこでも空腹を満たされ
そして病を治療できる環境が保障されている事が如何に幸せな事なのか
何気ない生活の日々の中でも
今の幸せな状況について自然と感謝の気持ちが芽生えるように
一日一日を大切に生きていこうと田村の言葉から強く感じました。
次は麒麟の田村 いや こだまの田崎さんです。
渡部