あたりまえ

先々週、ある利用者さんと買い物にいきました。

何を買いにいったかというとシャツです。(襟付き)

普段はTシャツにパンツとオーソドックスな格好なのですが、

ご家族さんの要望でピシットしたシャツを買ってきてほしいと

言う事でした。早速、紳士服屋へ向かいました。

利用者さんも意気揚々と張り切っていました。普段の移動支援では、

決まったコースを行くのが当たり前になっていました。今回はいつもと

違うコース。私も少しドキドキ。

服屋に入るとたくさんの人がいました。週末と言う事もありホリデイを

たのしんでいる様子。

お目当てのシャツコーナへやってきました。シャツといっても色々。

利用者さんに「どれがいいですかー?」と3枚ほど目のまえに見せて

選んでもらうことにしました。

ところが私が選んだシャツではなく、みぎ斜め上の淡いグリーンのシャツ

を自分で指をさして選ばれました。

うれしかったです!

好きなシャツを自分で選んでくれたことが。

どうしても自立の欲求を見逃して、支援者がなんでもしてしまいがちに

なります。私たちがすることは、利用者さんにいろいろセレクトしてもら

うことだと思います。セレクトしてもらいやすいように、大きな視野から

その利用者さんに合ったものを提供することが大切で重要だと思います。

次の週、移動支援で自宅へ行ったとき、買われたシャツが梅雨の間の

太陽にゆらめいでいました。むっちゃ似合ってました!!

橋本