千の風になって

♪朝は鳥になって あなたを目覚めさせる。

         夜は星になって あなたを見守る。♫


           「千の風になって」


僕の大好きな詩の一つです。


最近、毎朝、この詩を自然と口ずさみながら

職場へ向かいます。

詩の内容は

この世から亡くなった大切な人が

自然界の何かに生まれ変わって現世に残った家族や友人を見守る

というような内容だと僕は理解しています。


僕自身、この年齢となり、毎年のように

大切な友人や同僚、恩師たちが僕のもとから去っていきます。

目の前からその存在自体がいなくなってしまう。

悲しくて辛くて孤独感が何度も襲ってきたこともありました。

だからこそ、この詩の内容というのは

僕にとっては綺麗ごとにすぎず受け入れられるわけがありませんでした。


しかし知らない間に僕の心の中に徐々にですがこの詩が入っていきました。

そして口ずさむようになり

不思議と不安感が和らぐような穏やかな気持ちになりました。


「○○さんが千の風に生まれ変わったのかな?」

「あ、あの鳥は□□さんかな?」

というように亡くなった友人を思い返せる。それも明るく前向きにです。

そのようにこの詩を理解できるようになりました。


星になって見守ってくれている大切な僕の友人や先輩の為にも

僕はめいいっぱい自分の人生を生きていこうと思います。

決して忘れません。

姿、形は見えなくとも

一生大切な友人であり僕の恩人です。

千の風になって」の詩と共にこれからも僕の事を見守ってください。

                              渡部