ここ数週間のうちに
いろんな家族のかたとたくさんお会いする機会にめぐまれた。
日頃の悩みや感じておられることをお聞きし、
いまの自分になにができるのかあらためて考えるきっかけとなった。
私の心に深く残ったお母さんの言葉がある。
その方は近い将来こだまのサービスを利用したいと切望されている。
「本人の性格や障がいの特性上、どこにいっても、どうしても放っとかれることが多いんです。それはしかたないとは思うけど、
でも、こんな若さで「もう放っとかれる」と思うと・・・」
こどもの将来を考えた途端、やりきれなさに涙がこらえられなくなられた。
「こだまにいくと笑顔なんです」
「こだまにいくことを喜んでいます」
「こだまのみなさんはいつもあたたかくみてくれる」
「将来そんな場所に通わせたいんです」
お母さんの必死の気持ちが伝わってきた。
なんとかしたい。素直にそう思った。
だから、その方を受け入れることができるようになりたい。
こだまの体制的なことはもちろんあるが、
来る将来のために
まずは自分そして、職員の力量、質、なによりも人間性を高めることがとっても重要に感じている。
今日の夕方、集まってきた職員たちと日頃の言葉づかいについて振り返った
友達口調(ためぐち)になってはいないか?
「あざーす」みたいな、ちゃらちゃらした言葉になっていやしないか?
相手の利用者の年齢は?
指示、指導の色が強い言葉使いになっていないか・・・などなど
それぞれが自分の発している言葉をふりかえっていたと思う
明日は、職員みんなで
「ていねいな言葉使いをしようday」にしようという話になった。
本当は特別なことでなく、日常的にそうならなくてはいけない。
すると職員から
それは「職員同士もですね」と一言。確かに。
いけない発言はすぐに「ぶっぶー」と指摘しよう。
いい言葉つかいだったら、お互いに褒めようということになった。
千里の道も一歩から。まずは明日一日しっかり。
こだまにくることを楽しみにしている人のために。
川上