木工
最近、木工作業が本当に楽しくなってきた。
今までは使命感というのか、先輩職員としての責任とでもいうのか
必死で作業製品づくりに取り組んでいたように思う。
なぜ、そう感じられるようになったのか、自分なりに考えてみた。
しかし、ハッキリとした答えはでなかった。
ただ一つ言える事は
先輩後輩職員の作業製品づくりに取り組む姿勢を身近で目にしていた事が
何らかの影響を僕に与えてくれたような気がする。
いつも楽しそうに作っていたその姿がとてもうらやましく、自分の理想としてきた。
(自分も楽しくやろう。)と思えば思うほど、反比例してしんどくなってくる。
そんな気持ちだからなのか、やっぱり完成した試作品はどこか雑で美しさがなく
いつも売れ残り品として倉庫の片隅で眠っていた。
「楽しい」という想いが作品に命を吹き込み
そこで初めて製品が完成する。
今度こそ、本物の製品を作れるような気がする。
楽しんで作ってみようと思う。