NHKのお気に入り番組の紹介

 帰宅をすると、私より先に帰っていた旦那がお決まりのNHKの番組を見ていた。

意外な事に旦那はNHKの番組が好きでよく見ている。「家族に乾杯!」とか

世界遺産」系や「ダーウィンが・・・」などなら私も見ているのですが、

旦那は政治や経済、ビジネス、戦争と私は見ない難しい番組を好んで見ている。

今日はどんな番組を見ているのか、とりあえず座って見てみた。

「地球イチバン」という番組だった。何でも地球でイチバン○○な場所を紹介する

紀行番組で、その場所に暮らす人々の様子や知恵を紹介してくれる番組らしい。

今日は第1回目の放送で「地球でイチバン暑い場所」がテーマだった。

私が見始めたときはマグマが赤々と燃えている場面で、すぐに興味を持った。

「今日はいい番組見てるね!」と言うと「NHKはいいんだよ!」と旦那。

地球でイチバン熱い場所とは、アフリカ大陸東部の国エチオピアにある「アファール低地

という所だった。50℃を越す日が3か月以上も続く場所で、「火の風」という熱風が吹き荒れ

荒涼とした砂漠にマグマが噴き出す火山がある。テレビに映る映像は絶景とはいえないものばかり。

気温が50℃を越えるって聞いただけでも過酷な場所だな・・・と思ってしまう。

でも、そんな過酷な場所にも人は暮らしていた。しかもそこに住む人たちは熱いコーヒーを飲んでいた。

私たちは夏は冷たいものばかりを好むのにビックリした。暑いから熱いものを飲んで汗をかき体温を

下げているということだった。水は1人1日バケツ半分だそうで、今にも枯れてしまいそうな

井戸から水を汲んでいた。汲んだ水は子供から飲むというルールがあった。まずは子供や女性

といった弱い者からだという年配者の話はとても感動した。また、貴重な水やパンなども

「貴重なものだからこそ、みんなに分け与えないといけないんだ」という話にも感動した。

私たちの周りには物があふれているから、「無駄」という言葉があるように感じた。

このアファール低地は地球上でも最も過酷な場所ではあるけど、とても心が豊かな人たち

のいる素敵な場所だと思った。テレビを見終わった後、食事を残した私に旦那が

「もったいないからちゃんと食べなさい!」といった。苦しかったケド「そうだな・・・」と

思い残りを食べた。もう1度この番組「地球でイチバン暑い場所」を見たいな~

と思っています。再放送などで見る機会があったらぜひ見てほしいです。

生活の知恵や人々の心の優しさに感動する番組でした。「行けるなら行ってみたいね」

と旦那に言ったら「1人で行っておいで」と言われてチョッピリ寂しかった山岡でした。

ちなみに、来週は「自然エネルギーの島」らしいですよ!