メール
こんばんは、川上です。
今朝、通勤電車に乗り込んだとたん、携帯のメールが届きました。
「誰だよ~こんな早くに~。まさか家に忘れ物?」と思いながら受信箱をひらくと、
info****とはじまるメールアドレスがのっていました。
「メールマガジンか」
と思って本文を開いてみると、
次のように書かれています。
「太郎様へ、あなたのお知り合い様よりメッセージをお預かりしています。最後まで、落ち着いてお読みください。」
どきっとしました。
まったく思い当たる節がありません。
自分にとってマイナスなことなのだろうとは予想できましたが。
以下の文章をおそるおそる読みました。
「太郎さん、ごめん友達として、言わなきゃならないことがあるんです。あなたの鼻の両穴から、数えきれないほどの鼻毛がでていることに気づきました。別に鼻毛が出てるのも個性ですよね。そのままのあなたでいてください」
「なんじゃこれは!!(心の声)」
読んだ瞬間一気に不快指数があがりました。
わざわざ、早朝を狙って送る内容かい!
まったくもって失礼な!
しかも指摘しておいて、そのままのあなたでいてくださいだと!
妙な不意打ちで、心の中は動揺しまくりでした。
その後もメールは続いていました。そこでわかったのは・・・
このメールが「チョロリ」という会社から送られていること。
鼻毛がでていることに気づいたけど、言いたくても言えない人のための代理通知サービスであること。
メールは冗談として流してくださいよと、書いてあること。
もし自分が他の人の鼻毛に気づいたら、このサービスをぜひ利用してと。
そこまで読むと、一瞬とはいえ動揺したりイラッと来ていた感情もおさまりはじめます。なんだ冗談かと。
落ち着いた頃には、今度は自分の鼻まわりが気になりはじめました。
「出ていないか?」、人には気づかれない程度に、鼻まわりを確認します。
結局、このサービスによって、私は、自分の身辺について再確認させられた、と思うと、「してやられた」感も出てきてしまい、
「こりゃ一本とられた」と思ってしまいました。
会社のホームページのアドレスも乗っていたので、そちらも見てみました。
こんな発想でも企業できるんだ。
世の中何が、仕事になり、働くことになるのか、まだまだわからないな、とも思いました。(悔し紛れに)
わざわざこんなことをするやつは、私の数少ない友人を考えれば、だいたい3人にしぼれます。
また今度問いただしてみようと思います。まんまとやられたことも含めて。