おやじヘルパーのなみだ・・・
半年ほど前から市内で一人暮らしをされている方のところに訪問させていただいている。
はじめは、入浴の介助ということだったのだが、
3月から、朝夕の起床・就寝のお手伝いも始まった。
訪問していつも思うことなのだが、とても控え目遠慮深い。
「何かしておくことはありませんか」とおやじヘルパーが聞いても
「大丈夫です。これでいいです。後は自分でできますから」と答えられる。
「そうでうか、それではこれで失礼します」と退室するのだが、
なんだか後ろ髪を引かれる想いが残る。
ところが、半年経って少し関係が築けてきたので
今朝の訪問の時に、おもい切って聞いてみた。
「もっとヘルパーがしてあげることなどありますよ」
「これでいいです。あまり人づきあいが好きではないので」
といわれる。
おせっかいだった。人それぞれ、静かな生活を望んでいる人もいるのだ。
サービスを提供をしていると、ついついこんなこともできますよ!
と利用を促すような声かけをしてしまいがちになる。
決して過剰なサービスを誘っているわけではないが
そうすることが利用者にとって良いことだと思いこんでいる。
多くを求めない方もいる! 側からは慎ましい生活と見えることが
その人にとってはかけがえのない生活を満喫しているのだ!
少しでも長く今の生活が続けられるように
ソーと支えていきたいと考えさせられた。
山田