40歳になって

昨日で満40歳になりました。

子どもの頃、40歳というと「大きなおじさん」いうイメージがありました。


国内問わず、世界的にも40歳代といえば

政治、経済、そして文化の世界でも

中心を担う年代として多くの方々が活躍しています。

だからなのでしょうか?

自分が40歳になった事が不思議でなりません。


気がつけば、3人の子どもの親となり

職場では主任という責任ある立場になっていました。

でも、感覚的には小学生のままのような気がします。

小学校5,6年生の時からの記憶を鮮明に覚えている僕は

そのまま今を迎えているような気がして

何となくスッキリしない気持ちで3月10日の誕生日を迎えました。


精神年齢は小学生時代とさほど変わっていないと思います。

自分はいつまでも自分のまま。

何がどう成長したのか

実は自分にはわかっていないような気がするのです。


大人=一番に責任を果たす人 というイメージがあり

そのイメージを追い求めて、必死に生きてきたのかな?

よくわかりませんが

自分のイメージだった40歳の大人と

実際に40歳になった現実の自分とのギャップが大きすぎて実感がわきません。


(僕はもっともっと成長できる。)

と言い聞かすように、ここ10年間は何にでも挑戦してきたつもりです。

しかし、何も変わっていない自分がやはりここには存在しています。

「それでいいのだよ。」とはげましてくれる心やさしき人が

僕の周りにはたくさんいることは幸せなことですが

なぜか不安な気持ちを払拭できずにいます。


でも、それでいいのですよね。

五木寛之氏の『不安の力』にも書いてありました。

不安があるからこそ、人生が豊かになれる。

そう思います。


僕はどんな40歳代を過ごすのでしょうか?

多くの不安と共に

楽しみながら

今後の10年間を突っ走りたいと思います。

                                     渡 部