僕ラベル

20数年前の無認可作業所とその仲間たちと出逢うまでの僕は自分に自信がなく

いつも「どうせ僕には『できっこないラベル』」を自分に貼付けていました。

その根底に存在したのは「自己否定」から発生する「現実逃避病」とでも言うのでしょうか?

経験した事がない課題の恐怖から逃げる為に『できっこないラベル』を自分に貼付ける事で

やらなくてもいいという免罪符を発行しつづけたのだと思います。

例えば、学生の時には

(僕にパソコンは使いこなせない。バカなんだから・・・)

(僕にはサッカー部のキャプテンは勤まらない。みんなにバカにされているから・・)

例えばサラリーマン時代には

(僕には大きな車は運転できない。不器用だから。。。)

(僕には営業はできない。小心者だから。。。。)

(僕には結婚をする資格はない。自分に自信がないから。。。。)

一事が万事。23歳時の劇的な出逢いが起きるまでは、常にこのような調子で生きてきました。

『できっこないラベル』を発行し続けていた当時の自分を思い返せば

心底情けなく思う反面、今の自分に生まれ変わる為には必要な時期だったのだと感謝の念もあります。


無認可作業所とその仲間たちとの出逢いにより

僕は生まれ変わり『できっこないラベル』から卒業できる事ができました。

そして『やればできるラベル』を手に入れる事ができたのです。

すると次々とできなかった事ができるようになりました。

例えば、パソコンが使えるようになりました。

大型免許も取得できました。

あれだけ恐怖に感じていた営業活動もできるようになりました。

そして結婚もできました。


一つの出逢いから、人生観が180度変わり、世界観が広がっていく。

その瞬間、瞬間のドキドキ感とワクワク感は、生きる証であり、未来への原動力となります。

そのスタートから早20年。

今の僕にも再び世界観が広がっていくような原動力が残っているのかどうか?

新しいラベルを獲得する時期は迫ってきています。

                                

                                         渡部でした。                    

                                       次は田崎さんです。