名作に出逢えて

映画「チョコレート・ドーナッツ」のDVDをお盆休み中に鑑賞しました。

見終わった後もしばらく感動の余韻が残っていた為に、もう一度、見直しました。

それほど感動を与えてくれた名作中の名作です。


内容は、1970年代に起きたアメリカの実話をモチーフに

麻薬常習犯の母親に育てられたダウン症の少年(マルコ)と一緒に暮らすため

司法や社会の偏見・差別と闘う同性愛者カップル(ルディーとポール)の姿を描いたヒューマンドラマです。

社会的偏見や差別に苦しんできた、それも全く血縁関係のない3人による『無償の愛』の姿に感涙しました。


後半では、社会の常識という偏見により、3人の幸せな生活は無惨にも引き離されてしまいます。

その主張となるシーンである、マルコを施設へ連れ戻そうとマンションに乗り込んできた警察官から

叫び声をあげながら必死でマルコを取り戻そうとするルディーの姿に、僕は深く心を打たれました。

そのシーンの直後は、辛く切なくなり、しばらくの間は涙が止まりませんでした。


Endは日本人好みであるハッピーな終焉ではなかったものの、見終えた後には、大切な事に気がつけた充足感で暖かな気持ちになりました。


みなさんも、ぜひ、ご覧下さい。きっと、(見て良かった♡)と思われるでしょう。

                                         渡 部


                                    次は田崎さんです。