三澤光晴、ありがとう。

6月13日(土)に、僕の大好きな

プロレスラー三澤光晴が亡くなった。享年46歳。

あまりにも早すぎる死であり、その事実を知った

瞬間は、正直、ショックで頭の中が錯乱した。

それほど好きだった三澤光晴。


損得勘定では決して動かない、義理人情の人。


一度心を開けば、とことん信用し、どんな悩みでも

聞いてくれる親友。


弟子の借金を、自分の家を抵当に入れてまで

肩代わりした大きな器の兄貴。


どんなに体調が悪くても、口にせず、弟子や

記者にまで、笑顔と気遣いを見せるやさしく、そして強いレスラー。


社員の将来を案じて、福利厚生制度を充実させたり、

スポンサー探しに奔走した責任感の塊社長。


母親想いの孝行息子。


誰一人として三澤を悪くいう人はいないそうだ。

三澤に出会ったほとんどの人が、三澤を大好きになり

、自然と尊敬の念が沸いてくるのだという。


僕は一度だけ会っている。もう20年前になるが、三澤光晴

が2代目タイガーマスクの時。場所は米子産業体育館。


カッコ良かった。武者震いした。


それから週間プロレスやプロレス雑誌や本を読み漁り、

三澤光晴(2代目タイガーマスク)について

情報を集めはじめた。


そのため、三澤光晴を知ることができた。親近感がわき、

最後には尊敬の念をいだくようになった。


しかし、三澤光晴はもういない。

また、僕にとって大切な人が天国に逝ってしまった。


僕も三澤光晴になりたい。

38歳の男が言う台詞ではないかもしれないが

三澤光晴になりたい。そう願う。             渡 部