みなさんもすでにご承知のように、よめしまでやっているお茶の作業にはたくさんの工程があり、それぞれ担当に分かれて作業に取り組んでいます。
ついつい、この利用者さんはこの作業が得意だからとワンパターンな作業の提供になってしまうとしたら、職員の力不足と言われたらそうかもしれません。
どの利用者さんだって工夫さえあれば出来ない工程はないからです。
いろんな利用者さんの作業の姿をお互い見ていて、ほんとうはあの人がやっていることを自分もやってみたいと思っているのでは?と思うこともあります。
たまには袋詰めをしてみませんか?
たまには、はさみで切る作業をしてみませんか?
といつもと違う作業に誘うと戸惑いながらもなんだかうれしそうに作業に取り組まれます。
今回読んだ、「障害のある人の働く姿から」のなかには、行動コントロールとして「ほめる」のではなく、活動そのものの手応え、自己充実感が求められていると考えたいものだ、とありました。
たしかにそうかもしれません。
私は日頃からほめて伸ばすということをしているように思いますが、でもそれも決して間違っていることでもないように思います。
どの利用者さんも作業には一生懸命取り組まれています。
しかしながら、なんのために作業をするのか、頑張るとどんなことが待っているのか、どんな人に喜んでもらえるのかなど、利用者さんにもっと実感してもらえる支援や言葉がけを考えるきっかけにしたいと思います。
~くぼた~ 明日は新見さんです