こんばんは。
2019年もあとすこしとなりました。
3年ぐらい前から、かかわらしてもらっている利用者さんがおられます。
はじめて会った時は通っていた施設に行けれなくなってずっと家におられ昼夜逆転の生活をされている方でした。
最初は自宅にお邪魔してご飯を一緒に食べたりからはじめて、こだまへ来れるようになっていきました。
だんだんとこだまに来られる日数や時間も増えていき、毎日笑顔で通ってこられます。
最初のころはこだわりや儀式的な行動が多く、部屋を出るのにも時間がかかっていたし、家の階段を一歩降りるのにも何分もかかっていました。
今でも自宅に迎えに行くと時々は布団の上におられる事もありますが、こだまへ行くよとジェスチャーというか手話と言いたいところではありますが、で伝え体をポンとするだけで次の行動へ移れるようになりました。
日中の作業や活動もみんなと参加できるようになりました。
以前は何か終わるとすぐに外へ出かけるといった感じでかならず職員が個別で対応でしたが、今では作業や、活動の以外の時間も、なんか自分の居場所を見つけられた感じでソファーで過ごしたり、みんなと椅子にすわったりと自然な感じです。
この方の他にも他の事業所からこだまへ来られ方が多くいますが、個別に環境を整えたり、色々な体験、経験をつむことの大切さを感じます。
朝迎えに行って挨拶をしたとき返してくれる笑顔がすこぶるうれしく思います。
こだまはいつも笑い声が聞こえていますが、来年も、もっともっとみんなで笑いすごせたらと思いつつの井川でした。