百聞は一見にしかず

先日、お盆に入る前のことです。有難いことにまたまた新しい利用者さんより車から家の中のバギーまでの移乗をお願いしたいと依頼がありました。そして初めてこだまの職員としてご自宅にお邪魔させていただきました。

 

現場ではご両親だけでは移乗は難しい様子でした。

 

どんな方かなと少しそわそわしながら挨拶をしました。

利用者さんもご両親も本当にステキな方でした。少々緊張していましたがその笑顔をみてすっかり肩の力が落ちました。

「自分たちが一緒にいることができる間はできるだけ一緒にいるつもりです」

とおっしゃっていまいした。福祉の世界では障害だけでなく介護の現場でもこういったことに対してほんとうに様々な考え方があると思います。

 

移乗だけで短い時間でしたが実際に介助させていただいて、少しお話もしていただきました。耳や目からの情報だけでなくそのときに自分に入ってきた情報全部が非常に勉強になりました。

 

出来ること、今やること、必要としていること、提案できること、

 

なんだろうと自然に考えることができました。答えはなかなかでませんでしたが、。

 

最近、研修で事例としてさまざまなケースの利用者さんを想定しての支援計画の作成の練習を行なってきました。しかし想像がうまくできず、自分には苦手だと感じていました。

 

その場で想像力を働かせてパッと答えが出すことができればいいですが、やっぱりまだまだ難しいです。

実際に自分が飛び込んでみて目で見て聞いてお話しをしてコミュニケーションを取って、初めて行動して考えることができるのかなと感じました。実際に“会う”というのは大切ですね。

 

百聞は一見にしかず、、遥か昔から言われていることです。

平成から令和になり、今更実感した永井でした。