おばあちゃん

生まれる命と亡くなる命。

その命をいかに生きていくか・・・。

私たちは関わる人たちからたくさんのことを学びます。

先週、祖母が94歳で亡くなりました。

十六島海苔で有名になった海端の小さい町で、以前は雑貨店を営んでいました。

私が子供の頃はまだ海の埋め立てもなく、おばあちゃんの家の前の道路を渡るとすぐにテトラポットと砂浜があり、小さい魚や、小さいカニ、貝などとても楽しい遊び場でした。

いつも三輪自転車に乗り、頼まれた物を配達したり、畑に行ったり、今のような寒い時期には、岩場で海苔摘みをしたり・・・。荒波にのまれて死にかけたこともあったようですが。

いつも明るく、働き者のおばあちゃんでした。

病院へお見舞いに行った時、うつらうつらとしていて会話はほとんどできませんでしたが、おばあちゃんの手をさすりながら指を見たときに、私とおなじ指にびっくりしました。

太くて、厚みがあって・・・。おばあちゃん似だったんだ・・・。

それまで好きではなかったじぶんの指がはじめていとおしく思えたのでした。

そして、葬儀で紹介されたおばあちゃんの言葉、

「生きることは働くこと、働くことは生きること」常々言っていた言葉だそうです。

働き者のおばあちゃんらしい言葉です。

働けることに感謝をして、しっかりとこの言葉を噛み締めて生きていきたいと思います。

~くぼた~     明日は新見さんです♪