夢叶う

夢叶う

活動の中で、よく僕の運転の助手席に座る利用者さんがいる。

決まって好きなCDをかける。

他に人が乗ってても、それに文句や不快感を示す人はいない。

皆にとっての良い空間が出来ているように感じる。

その利用者さんとは、たまに2人っきりで車に乗る事もある。

もちろんCDはかける。

でも、2人っきりだとボソッと本音を話してくれる事がある。

それは僕にとって嬉しい事である。

先月になるが、なんとなく「男性利用者と男性職員だけで外出してみたい」との事を言われた。

じゃあ行きましょう!との事で予定を組んで男性陣だけで外食へ。

前回は、店に入る事が出来なかった彼がみんなの到着を待ち、彼はメニューを選び店内へ。

店内では多少周囲を気にする素振りはあったが、他の利用者さんを気遣う場面もあり、なんだか仕事ながら「こういう光景っていいなぁ」と思った。

利用者さんの希望やニーズを実現できる事もあれば、できない事も現実にある。

その中でどれだけ希望やニーズをくみ取って実行していけるか。

支援者の技量にかかっているかもしれない。

実は、明日は彼との外出の日である。

今からとても楽しみだ。

安部

明日は曳野さんです。