こころの扉を開いてくれる人

こころの扉を開いてくれる人

梅雨の晴れ間とは、こんな日のことを言うのでしょうか。

今日はカラッといい天気で、スッキリした青空。風も心地良いですね。


先日、仕事が上手くいかないな~と苛立っていた日のこと。

いつものように、入浴介助に入りました。入浴を終え、着替えもドライヤーも済ませた後、いつものように、利用者さんの手のひらに化粧水をとりました。

普段はここから、私が手を添えて、本人の手のひらで広げて顔につけるまでを一緒に行います。

しかしこの日は、手のひらに化粧水をとった後、私が手を添えなくてもご自分でされたのです!

驚きと嬉しさで、苛立っていた気持ちがどうでもよくなりました。

言葉では何も言わない人だけれど、励ましてくれているようでとても救われました。

〇〇が出来るようになったとか、ただそれだけではなく、

「一緒に生きている感じ」が、この仕事のいいところです。 曳野碧