持つべきものは

親友とはいいものです。

助けあい、励ましあい、尊重しあって、ときにはケンカもしながらともに成長していく存在です。

そんな間柄でも、思ったことを言えないで悩むときがあります。


日本人には、「言わない美学」のような風潮があると思います。

ぼくも、もれなくそれに該当するようで、なかなか思ったことを言えないでいます。

ただ、あまり言わない状態が続くと、モヤモヤがたまり、些細なことでもイライラすることになります。

そう考えると、言わずにため込むよりは、言った方が良さそうです。


しかし、いいことならともかく、少しでもイヤなことを言うのは勇気がいることです。

嫌われるのではないか、関係が悪くなるのではないか、と考えてしまいます。

親友とはいえ、いや、親友だからこそ言いにくいときもあります。

お互いのことをよく知っているがゆえに。

お互いが思い合っているがゆえに。

言うタイミングやきっかけも重要になるでしょう。


ほんの少しズレた歯車に、一滴の潤滑油が落とされたとき。

なんとかしようとする気持ちが勇気に変わるとき。

二つの「とき」が重なり合い、壁を越えて思いが言えたとき。

「親友」が「真友」あるいは「心友」に進化するのでしょうね。



以上、「せいかつ1」改め「よめしま」の環境大臣に任命された八壁でした。

明日は久保田さんです。