電車にて

今日は午前の活動で、電車に乗りました。


時間に余裕を持って計画を立てたつもりでしたが、何やかんやとあって、予定していた時間の電車には間に合いませんでした。


滞在時間などを考慮しながら、その場で計画を立て直し、揖屋駅までの片道切符を購入して電車の到着を待ちました。

しばらく待って到着した電車。いよいよ乗車です。

電車とホームのすきまも、気を抜けば大怪我につながるので緊張の一瞬です。

しかし、緊張は利用者さんに伝わるので、あくまでも平静を装います。

「大丈夫」と自分自身に言い聞かせながら手引きして、無事に乗車できました。


乗車すると、意外と多い乗客数で優先席はいっぱいです。

座れないこともありませんでしたが、どうせならと思い、運転席の後ろにあるスペースで手すりを持って立つ事にしました。もちろん安全の確保はぬかりありません。


動き出した電車。利用者さんもしっかりと立っています。

スピードの上昇と共に笑顔になる僕の担当する利用者さん。他の利用者さんも笑顔です。


乃木駅から松江駅まで行くと、乗客が降りて優先席が空いたので、座ることにしました。

座席まで歩き始めると、利用者さんの歩みがいつもより弱々しい感じです。

電車のスピードと揺れに耐えながら頑張って立っていたんですね。


席に座ると、右手で僕の手を持ち、左手でシートを触っています。シートの感触が気持ち良いのか何度もさすっています。落ち着くんでしょうね。

「ガタンゴトン」と音がすると、顔が自然とほころぶように笑顔になります。見ている僕も自然と笑顔になります。


車に乗ると靴を脱ぐことが多く、過去2回の電車でも靴を脱いでいましたが、今回は一度も靴を脱ぎませんでした。

成長している証拠でしょうか。


揖屋駅で降りてから、帰りの切符は券売機で購入しました。利用者さんに硬貨を入れてもらいましたが、もう少し練習が必要な感じです。


帰りの電車も落ち着いた様子で乗り、ほんそごに戻りました。



電車内での利用者さんの様子を見ていると、やっぱり利用者さんを「みる」ことは楽しいなぁと思いました。

新たな発見や過去との違い、課題の露呈や笑顔になるポイントなど様々なことが分かります。

ここで得た情報を日々の支援に活かさなければなりません。


アセスメントを続けて、もっと利用者さんのことを知りたいと思います。



以上、「時間に余裕を持って計画を…」と言われたのに、実践できていない八壁でした。