ナベちゃんは『なりたい病』

「○○さんのようになりたい!」


なべちゃんは、とある有名人に恋い焦がれては(あの人になりたいなあ~)と恋の病にかかってしまいます。

過去を遡れば

坂本龍馬薩長同盟を導き、300年にもわたる江戸幕府の統治を終結させ明治維新を樹立した立役者)

三沢光晴(平成プロレスを確立したプロレスラーであり人格者。ミスタープロレスの異名を持つ)

高倉健(戦後の日本を代表する大俳優。日本アカデミー主演男優賞を3度受賞)

北野武(知る人ぞ、知る。日本の芸能及び映画界の盟主であり世界的文化人)

と年代もジャンルもバラバラではありますが、共通しているところがあります。

それは『心』です。『心がきれいな人』が僕の恋に落ちる条件なのです。


そして最近のなりたい人とは?

それは「ネルソン・マンデラ」氏です。

南アフリカ共和国の元大統領にして

悪名高き「人種隔離政策(アパルトヘイト)」を非暴力の運動により

この世界から無くした平和の英雄でもあります。

しかし、昨年の12月に95年間の波瀾万丈の生涯を閉じました。

葬儀には国益、人種、宗教を超え、各国の首脳級の人々が集まりました。

国際会議でさえ、これほどの国のトップは集まらない中で今回の葬儀は

彼の偉大さを物語るエピソードとなりました。


マンデラ氏の節目節目の言葉は

27年間という途方もない期間を獄中で闘い続けた闘志の言葉だけあって

深く強く心に突き刺さる魅力に満ちています。


その中でも僕が気に入っている言葉をいくつか紹介します。


「憎しみは心を曇らす。憎しみによってあれこれ余計な事を考えてしまう。指導者には

 誰かを憎んでいる余裕はない。」


「勇気ある人は平和のために許す事を恐れない」


「憎しみを持って生まれてくる人はいない」


「報復するよりも情けをかける方が、この世界ではより多くのことを成し遂げられる」


マンデラ氏は決して『怒り』『憎しみ』を知らないわけではないと思います。

しかし、本来の目標のために突き進んでいける強靭な精神力と優しさをかね揃えているからこそ

『怒り』と『憎しみ』を『共生』と『和解』の精神へと誘えたのではないでしょうか・・・・。


(カッコ良いなあ~。マンデラ氏。僕もマンデラ氏のようになりたい。)


現実の自分と理想の人とのギャップは遥か彼方ではありますが

まずは想う事が大切なんですよね。

つくづくそう感じる渡部でした。

                      

                      

                         次は田崎さんです。