こだまの玄関

以前にも紹介したことがある

学生時代に興味深く読んだ本に福井達雨さんの

『僕たち太陽があたらへん』『アホかて生きているんや』

などの本だ。福井達雨さんは滋賀県で重度障害者の施設『止揚学園』を

創設された方だ。

 なぜ、興味を持ったかというと、やっぱりその本のタイトルからだ。

40年近く前とはいえ、そのタイトルは衝撃的だった。

読み進むと、当時社会の片隅に置かれた障害者の状況や、

かかわる施設職員の心構えが書かれていた。

 これまでもこだまの職員にも何度か紹介してきたことがあるのだが

最近のこだまの玄関が、この本に書かれていたようになっている。

毎日、玄関の花の表情が変わっているのだ。

少し弱った花があれば、それに代わる蔓や葉物、

小さな野の花が挿してある。

毎朝、玄関に立つのが楽しみになってくる。

きっとこだまに来られた方や利用者たちも

同じような気持ちになっているだろうな・・・。

心豊かに、気持ち安らぐ空間を用意していくことも

職員の大切な仕事なのだ。

          山田